小室哲哉の会見は嘘だらけ?不倫でヘンテコな言い訳をする男たち(女子SPA!)

<亀山早苗の不倫時評――小室哲哉(59)の巻 その3>

 次々と報道される有名人の不倫。その背景にある心理や世相とは? 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

 5日発売の『週刊文春』に、今年1月の不倫報道によって引退を宣言した小室哲哉(59)の続報が掲載されている。KEIKOの親族が証言している内容によると、妻・KEIKOさんと小室氏は今年になって一度も顔を合わせておらず、KEIKOさんは大分の実家で家族と暮らしているし、小室氏は介護をまったくしていない。そもそもKEIKOはすでに要介護者ではないということだ。

 KEIKOさんとの家を勝手に引き払い、当時話題になった不倫疑惑相手のA子さんともいまだに会っているとか。地元大分の知人や親戚は、小室氏の不誠実な態度に怒っているという。

 ことの真偽がわからないのでなんとも言えないし、小室氏には彼なりの言い分があるだろう。とはいえ、あのときの会見が「言い訳」だったとしたら、見事な言い訳であったことは確かだ。

 不倫疑惑に対して言い訳は必須。ところが世の中には、そんなことあるはずがないと思われるような、とんでもない言い訳をする男たちがいる。3つのケースを紹介しよう。

◆ホテル街で目撃されたのに…ありえない「事件」をでっちあげ

 ある日、実妹から「お義兄さんがホテル街で女性と腕を組んで歩いていた」と聞いたジュンコさん(43歳)。夫が帰ってくるのを手ぐすね引いて待っていた。

 夕飯がすみ、子どもたちが自室に引き上げて夫がくつろいでいるところへ、「ねえ、〇日に女性とホテルへ行った?」と唐突に聞いた。

「あのときの夫の顔、すごかったですよ。目がまん丸、口は開いたまま。ムンクの叫びみたいな顔になって『な、な、なに』って。そんなに驚かなくてもいいだろうと思いましたけど。いや、あなたが女性と腕を組んでホテル街を歩いていたという話があってね、と言ったら、ものすごく慌てて『人違いだろ』って。妹が見たんだから間違いないと言うと、『えっと、ちょっと待って』と考えるフリ(笑)」

 その後、夫が必死に考えた言い訳がふるっている。学生時代の友人が不倫して妻バレ、別れたいけど相手の女性が別れてくれないというので、自分が一役買ったというのだ。

「じゃあ、なんであなたが腕を組むわけ? と聞いたら、とりあえず別れるよう居酒屋で説得したんだけど、彼女が酔ってしまったと。で、別れ話をするために友人がホテルで待っていたので連れていったんだって。

 そもそもどうしてラブホで別れ話をするのか、どうして夫が彼女をそこへ連れて行くのか、わけがわからないでしょ。全然理屈が通ってないと言ったら、『あのね、ジュンコ、理屈が通らないのが男と女なんだよ』と。何をしれっと言ってんだよとすごんだら、じゃあ今度、その友人を連れてくるよって言って半年、まだ連れてきませんけどね」

 実際、夫の浮気があったのかなかったのかはいまだ不明のままだという。

◆渋谷からほふく前進!? 苦しすぎる朝帰りの言い訳

「見え透いた嘘をつくのが男なんでしょうかねえ」

 そう言うのはトモカさん(31歳)だ。新婚早々、ある夜、夫が戻らなかった。朝5時頃早朝帰ってきた彼を玄関で出迎え、「心配したんだから」と言うと、彼はぎょっとした様子を見せた。そして言ったのだ。「飲み過ぎて終電を逃して歩いて帰ってきた」と。

「どこから歩いたのと聞いたら、渋谷の駅だという。うち、渋谷から電車で二駅、歩いても30分はかからないはず。終電逃してもじゅうぶん歩けるし、5時間もかけて電車二駅分、どうやって歩いたんだ、匍匐(ほふく)前進でもしたのかと罵倒してやりました(笑)」

 おそらく彼はトモカさんが起きていると思わなかったのだろう。だから言い訳も考えていなかった。顔を見てとっさに出たのが終電を逃した、というセリフだった。ところがどこから歩いたのと聞かれて思わず、いつも使っているターミナル駅を答えてしまった。

 トモカさん、この一件で彼の浮気を追求、実は結婚前からつきあっていた女性と切れていなかったことを知って離婚した。結婚生活わずか3週間というスピード離婚だった。

◆宇宙人にさらわれた? 言い訳がもはやSFの世界

 結婚して5年、同い年の夫と4歳の娘との3人暮らしをしているミナさん(36歳)は、昨年、夫に不倫疑惑が発覚したとき、夫のあらぬ言い訳を聞いた。

「なんだか様子がおかしいなと思っていたところへ外泊。その日は娘の誕生日だから早く帰ってくると言ったのに帰ってこない、連絡もつかない。明け方4時ころ、こっそり帰ってきた夫をリビングで待ち受け、『何してたのよ』と怒鳴りつけると、夫はひきつった顔をして『オレ、宇宙人にさらわれて』とひと言。はあ? って感じですよね」

 ア然とするミナさんに、夫は滔々と、宇宙人にさらわれて宇宙の家に連れて行かれた、おもてなしをされたが、うちに愛する妻と子どもが待っていると言って帰してもらったんだとまじめな顔で言い続けたのだという。

「宇宙船で帰ってきたというから、どこで下ろしてもらったのよと聞いたら、東京の新宿歌舞伎町だと。あまりに怖くてそこからタクシーで帰ってきたというんです。あきれて責める言葉を失ってしまいました」

 その後、夫はごく普通に生活している。3ヶ月ほどたったとき、「そういえば宇宙から何か言ってこないの?」と尋ねると、「何も言ってこない。オレみたいな普通の人間は彼らにメリットがないってわかったんじゃないかな」という答え。

「今のところ、アヤシイ言動もないので、私としてはあの日、彼女からフラれたんじゃないかと憶測しているんです」

 それにしても宇宙人と言われてしまうと、確かに返す言葉がない。とっさについた嘘なのか、何かあったら宇宙人を引き合いに出そうと決めていたのか……。

 男たちの「とっさに口をついて出たヘンな言い訳」は他にもたくさんある。浮気という大胆なことをするくらいなら完璧な嘘のひとつくらい用意しておくべきなのだが、男ってやつは、なぜかリスク管理が甘いのだ。

――亀山早苗の不倫時評――

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】

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