男が離婚を決める時。共働き・子なし夫婦は「全く顔を合わせなくなって…」(女子SPA!)

【ぼくたちの離婚 Vol1. 夫になれなかった】

 結婚した男は、子供ができれば父になる。妻が専業主婦なら、経済的に養っているという事実を根拠に“主(あるじ)”としてふるまえる。

 では、子供もおらず共働きの場合、男はどうやって“夫(おっと)”の称号を得ればいいのだろう? それを見いだせず離婚したのが、三浦隆司さん(仮名/37歳)だ。

◆親が「同棲するくらいなら結婚しろ」

 三浦さんが結婚したのは12年前、25歳の時。相手は3年ほど付き合っていた彼女・絵里さん(仮名)、当時23歳だった。ふたりとも都内にひとり暮らしで、ともに大学卒業後に新卒で就職していた。平均からすればかなり早めの結婚だ。おめでた婚でもない。

「変な話、僕は学生時代からそこそこ多くの女性経験があったので、これ以上の相手は現れないかな、という見切りが25歳という年齢でつけられました。しばらく同棲してから結婚するつもりでしたが、双方の親から『同棲するくらいなら結婚しろ』と言われて、まあいいかと」

 細身で長身、どことなく高橋一生似の三浦さんは、イケメンだがチャラい雰囲気は一切ない。中学時代から本と音楽にまみれたサブカル好きで、東京六大学のひとつに進学。マスコミ志望で就職活動し、都内の中堅広告代理店に入社した。

 都内の別々の大学に通っていた絵里さんとは、絵里さんが大学在学中に知り合った。絵里さんの大学の偏差値は三浦さんの大学より2ランクほど低かったが、絵里さんの持ち前の明るい性格と人当たりの良さが幸いし、誰もがその名を知る老舗の超大手保険会社に内定、入社する。しかし、ここで2人の価値観にずれが生じはじめる。

◆“職場の人生観”がまったく違った

「女性は20代半ばで寿退社して、専業主婦になって、ローンを組んでマイホームを買う。本当にそういう世界観なんですよ、彼女の職場は。毎日そんな同僚に囲まれていれば、彼女自身も洗脳されていきますよね。

一方の僕には、まったくそんな人生プランはなかった。もっと遊びたかったし、もっとライブに行きたかったし、もっと友達と浴びるように酒を飲みたかった。価値観というか人生観が、どんどん合わなくなっていきました」

 学生時代からの付き合いなので、就職活動を通じてお互いの仕事の志向がまったく違うことは了解していた。ただ、三浦さんは「仕事と私生活は切り分けられると思った」という。だから絵里さんに自分の仕事を理解してもらおうとは思わなかった。だが、それは甘かった。理解以前に、物理的に生活が合わないのだ。

「僕の職場は猛烈に忙しかったんですが、勤怠管理はかなりゆるかったんです。深夜まで仕事して酒飲んで帰って、翌日昼前まで寝てることもしばしばでした。向こうは僕が帰る前に就寝して、毎日朝7時半に起きてきっちり9時に出社。まったく顔を合わせないんです。

加えて僕は土日に友人と会ったり、ライブやクラブに行ったりしていたので、ふたりですごす時間がまったくない。平日はもちろん、土日合わせても1週間に1度も食卓を囲まないことが、しばしばありました」

◆子づくり方面も絶望的

 結婚後、三浦さんはやりたい仕事を追求するため、ある制作会社にプランナーとして転職する。小さな会社だったが、野心的な企画にどんどんトライできる尖った社風が三浦さんには合っていた。もともと大手志向はなく、いつかはフリーとして腕一本で食っていきたいと考えていたので、少数精鋭部隊で昼も夜もなく仕事をする環境は合っていたという。しかし、夫婦としてすごす時間は輪をかけてなくなっていった。

「ある時、お互いの人生プランがかなりずれていることに気づいたんですよ。僕はまだまだ遊び足りなかったし、限界まで仕事をしたかったけど、彼女はもっと穏やかな“家庭”が作りたかった。本当は子供も欲しかったんだと思います」

 しかし、子供を作るかどうかの話し合いをするまでもなく、子作り方面は絶望的だった。

「もともと僕は性欲が強いほうではないんですが、結婚する直前くらいから徐々にセックスの回数が減っていきました。まだ20代ですから、もちろん加齢のせいにはできません。危機感は感じましたけど、どうしようもない。最後の1年間は完全にセックスレスでした」

◆“夫”になれる人と、なれない人がいる

 離婚したのは結婚5年目。三浦さんが30歳、絵里さんが28歳の時だ。三浦さんによれば、離婚の理由は「夫婦になるには若すぎた」から。

「お互いの人生プランが固まっていないうちに結婚したのが失敗でした。こういう仕事、こういう働き方を、これくらい続ける。子供はいつ頃作る。もしくは作らない。そういう話をまったくしなかったわけではありませんが、20代のうちはそれがものすごく変わる。職場環境によっても変わるし、人間としての精神的な成長や変化もある。だから、精神的に成熟していない若いうちの取り決めなんて、当てにならない」

 では、何歳くらいだったら人生プランが固まるのかという問いに対して三浦さんは、「うーん…僕はいま37歳ですけど、さすがに今だったら、もう変わらないでしょうね」と答えた。

 しかし、絵里さんがもし今も三浦さんと夫婦だったとすると35歳。夫の描く人生プランが「これ以降は変わらない」と確証を持てるまでに結婚から12年もかかるというのは、さすがに酷すぎる。子供を作る、作らないを決めるにしても、絵里さんが20代の頃と35歳では母胎の状況も大きく異なる。

 その点を指摘すると、ばつが悪くなったのか、三浦さんは話題を変えた。

「……僕はずっと思っていることがあるんです。世の中には、結婚して、“夫”という役割をうまく演じられる人と演じられない人がいて、僕は演じられない人だったんですよ。

結婚しても相手との関係性は恋人時代から変わらないなと思い込んでいたし、家庭を司る責任感のようなものも持てなかった。結婚はしたけど、“いい感じの関係でしょ”くらいでいいんじゃないかと」

◆夫になれなくても、父にはなれる?

 では演じるべき夫の役割とは何でしょうかという問いに対する三浦さんの返答は「毎日決まった時間に帰ってくること」「趣味のものを衝動買いしないこと」と、いまいち歯切れが悪い。三浦さん自身、ありもしない“夫”の定義に引きずられているのかもしれない。すると、こう切り出した。

「ただ、僕は夫にはなれなかったけど、父にはなれると思うんです。子供ができれば、強制的に人の親、つまり父になることができる。そこは、僕の中の希望なんです」

 希望というのは、現在の三浦さんにとっての希望という意味だ。そうでなければ、20代の三浦さんは絵里さんとの間に子供を設けたはずである。三浦さんは昨年、36歳の時に再婚した。子供はまだいないが、欲しいという。意地悪く、でも性欲がないのでは? とつついてみた。

「子供が欲しいという明確な目的があれば、セックスはできます。それに、この年になれば儀礼的・儀式的なセックスにも耐えられる(笑)。20代の僕にそれは無理でした」

 三浦さんは、こんなことも口走った。

「離婚してる人で多いケースだと思うんですけど、20代で結婚して子供を作らないないまま5年くらい経つと、離婚する可能性はすごく高まりますよ。なんなら五分五分くらいじゃないかな」

 子はかすがい。離婚ストッパーたる子供がいなくても夫婦が夫婦として維持されるためには、互いにある程度の人間的成熟が必要というのが三浦さんの主張である。やはり彼の考える離婚の理由は「若すぎた」なのだ。

 「20代の頃、“我は夫である”という意識はまるでありませんでしたが、今はあります。理由? 妻がいま仕事をしてなくて、実質的に専業主婦なんですよ。だから、僕が頑張らないと」

 2度目の結婚で、ようやく“夫”になれた三浦さんは、どこか誇らしげだった。

ネットの評判や噂って
実際のところどうなんだろう?

正直、ノウハウに興味あるから気になります。

わたしが気になっているのはコレ・・・

こんなに簡単に効果がでるんなら
すぐにでもやってみたい気がするんですよね。

評判や口コミどおりに効果あるなら
嬉しいけど・・・。

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